(2008/04/22)
方位磁石(コンパス)のN極が指す方向を、「磁北」と言います。電磁波や家電製品の影響を受けることがありますが、コンパスがあれば、誰でも簡単に「磁北」を知ることができます。
「磁北」と「真北」(北極星の方向)との間に角度のズレがあることは、一般の方の中にもご存知の方は多いと思います。このズレは磁気偏角と言って、日本各地でおよそ3度から9度の差があります。(札幌で9.2度、東京で7度、那覇で4.1度)
現在の「磁北」の極点はカナダの北(北緯78度、西経98度)あたりに存在し、その「磁北点」は年々変化していることが分かっています。
さてココからが問題です。地球儀の位置関係からすると、日本から見て「磁北点」は北極の東に位置するため、方位磁石のN極は「真北」より東に傾きそうですが、実際には逆の西側に傾きます。
地球上の磁力線(NからSに向かう磁気の力)は、全てが整然と磁極に向いているわけではなく、地域ごとに西向きになったり東向きになっているからです。
日本付近は西向き(西偏角)となっているため、方位磁石のN局は西向きに傾いて指針することになります。
(株式会社パスコ社のHPより一部援用)